前回の記事で、1か月のヲタ活履歴というかメモをしてみました。
改めて気がついたのは「まだ見てない」「聞いてない」の多さ。あと「(実は買ってない)」こと。立ち読みしました…。とはいえ、
「ありゃ全然ファンやってない」
という気はしません。なんやかんやで寝ても覚めても堂本剛でした。
でもどうもファンとしてどこかズレている、気がする。とりあえず書いてみます。
IZを聞く
剛くんがLFで言っていたハワイのミュージシャン、IZことイズリアル・カマカヴィヴォオレ。彼の歌う「Somewhere Over the Rainbow」「What a Wonderful World」がケンシロウくんもタイソンくんも好きだったそうで、「よく3人で聞いていた曲」だそうです。買いました。聞いてます。
OFFICIAL Somewhere over the Rainbow - Israel "IZ" Kamakawiwoʻole
※再生数3.6億回…!凄い。
ドビュッシーを聞く
私はクラヲタとまでは全然いかないライトなクラシックファンです。
つよっさんは普段クラシックは聞かないようですが、9月9日のラジオ『F&MB』で、突発性難聴の退院後、治療やリハビリや勉強も考えてクラシックを聞いていると話していました。「意外とドビュッシーとか好きみたい」だそうです。
そう聞いて「おおっ」と思いました。
知人の知人の知人が出演するというので、9月末にアクロス福岡で開催される「ドビュッシー弦楽四重奏団」のコンサートに行くことになっていたからです。共時性だ。シンクロニシティだ。嬉しいやつだ。
そんなことを思いながらウキウキと行ったコンサート。とても素敵なコンサートでした。予想外だったのは、ドビュッシー管弦楽団が、ドビュッシーの曲を1曲もやらなかったことでした。
フランス人カルテットだから楽団名がドビュッシーだそうです。よく考えればそりゃそうです。演奏したのはモーツァルトやラヴェルでした。普通にチラシにもHPにも曲目載ってました。
剛ラジオの後に偶然ドビュッシーを聞くというシンクロニシティが起こらなかったので、レンタルで交響曲やピアノ曲を借りました。今までドビュッシーはあまり聞いたことがなかったのですが、繊細で色彩的でロマンティックで官能的。オリエンタルな和音の響きもあって、一時期プログレに行きそうだった剛くんが惹かれるというのはなるほろと思う反面、ブルースでギターに目覚めファンクを愛する剛くんが惹かれるというのは意外な気も。そういうとこ、ザッパっぽいと言われてる(らしい)とこなのでしょうか。
聞いているうちにどんどんハマってきてます。まあ、たぶんもう剛くんはドビュッシー聞いてない気がしますけども。たぶんそんな気がしますけども。
剛くんが聞いたのが管弦楽かピアノかは不明ですが、なんとなくピアノ曲。曲はこれまたなんとなく『沈める寺』。剛くんっぽいかなと。ドビュッシーの名手として有名な方々と、何でも弾きこなす方の演奏をご紹介。
①アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
耽美的で眩しい。
Debussy ~ Michelangeli ~ La Cathedrale Engloutie ~ Preludes, Book 1 No. 10
②スヴャトスラフ・リヒテル
荒々しく繊細。パワフルでデリケート。陶酔的で明晰。マエストロ・リヒテルの演奏は何とも心が揺さぶられます。
Sviatoslav Richter plays Debussy La cathédrale engloutie
③ヴァルター・ギーゼキング
伝説的ピアニスト。古い録音ですが、響きが凄い。
Debussy - La cathédrale engloutie - Gieseking Paris 1953
④ミシェル・ベロフ
ドビュッシーの名手のレッスン動画。レッスンは曲の解釈が分かってオススメです。PART2の最後に本人の演奏も。透明度が高くて知的で哲学的でちょっと硬質。
Michel Béroff teaches Debussy La cathédrale engloutie Prelude Ⅰ 1 of 2
Michel Béroff teaches&plays Debussy Children's Corner 2 of 2
⑤サンソン・フランソワ
ドビュッシーといえばフランソワ。即興的で陶酔的で情感に溢れていて、聞いているこっちもどっぷり入り込んでしまいます。しかし動画が見つからない…。
amazonで視聴可能です。1曲からでも購入できます。『沈める寺』は10曲目『La cathédrale engloutie』です。
- アーティスト: Samson Francois
- 出版社/メーカー: Warner Classics
- 発売日: 2012/04/23
- メディア: CD
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声明&聖歌コンサートに行く
どんどんズレてきました。
これまたラジオ『F&MB』(11月11日)。仕事で行った長谷寺で、御坊様たちが剛くんの突発性難聴の平癒を祈念して声明をあげてくださったという話。
そこで思い出したのはアクロス福岡で11月末に行われる「ミラノ大聖堂聖歌隊&真言宗声明」のコンサート。今度こそシンクロニシティだ。長谷寺も確か真言宗だ。ということで行きました。
声明を生で聞いたのは初めてでした。祈りの音。信仰の声。日本の声楽の原点だそうです。
ホールで聞く真言声明はまるで現代音楽でした。そこにあるのは「宇宙の真理」(たぶん)。不勉強の私には始まりも終わりも分からず、音階やハーモニーが合っているのかも分からない。
1部は声明、2部は聖歌、そして3部は声明と聖歌のコラボレーションでした。西洋と東洋の「宇宙の真理」の違いをそれぞれ大いに主張しているようでもあり、アプローチが違うだけで実は同じなのだと互いに融合していくようでもあり。面白かったです。
でも、お寺さんで聞く声明、教会で聞く聖歌とは別物なのかも知れないとも感じました。剛くんが長谷寺で聞いた声明の響きはきっと違うんだろうなあ。
長谷寺を調べる
長谷寺は源氏物語の『玉鬘』の名シーンの舞台としても有名で、万葉、平安と文学の舞台でもあり、「隠国(こもりく)の初瀬(はつせ=はせ)」と万葉の歌にもたくさん詠まれています。本棚の奥から引っ張り出してみたりして。つよし関係ないやん。
※20余年ヲタやってたらブレるんです
【平癒祈念】