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■前書き
純粋かつ不純で強力な動機(チケット探し)から放置ブログを更新第二弾です。
その②。これは先日、剛くんのサマソニ出演が発表された時にノエルと同日だと勘違いして書いたような気がします。
去年はリアムと同日の予定で今年はノエルと一緒かあ、そういや剛くん10代の頃オアシス好きっていってたなあ…と思って書いたら違う日じゃん!同じなのはジョージ・クリントンじゃん!ってことはこれオアシスが再結成でもしないとUPする機会ないじゃん!と思ってボツにしていた記事です。
■本文『オアシスと福岡と私の話』
剛ファンブログですが、剛くんとノエルが同じ現場に立つことを記念して(注:勘違いでした)今回は伝説の現場にいた自慢話をします。
オアシスはメロディーメーカーのノエルとボーカルのリアムのギャラガー兄弟を中心とした、解散してもなお世界的な人気を誇るモンスターバンドです。
解散後もそれぞれ充実したソロワークと、「あんたら実は仲いいやろ」と言いたくなるような不仲ぶりがしばしば音楽ニュースを賑わせています。私の世代でロックが好きな人は、何かしらオアシスの思い出があるんじゃないかと思います。
剛くんも20才くらいでUKロックが好きだった頃、フェイバリットバンドの一つにあげていました。
音楽バラエティ番組『LOVE2あいしてる』*1でKinKiが新OPを作るにあたって「それぞれイメージする楽曲を持ち寄ってみんなで聞く」という勉強会をしたときにも、剛くんはオアシスのアルバムを持ってきていました。思いのほか曲にイメージがハマり、拓郎さんが「よし!出来た!『夜空のこっち~オアシス風~』で行こう!*2」とまとめていたあのバンドです。
なぜかオアシスと福岡の話
私が初めて行った海外ロックバンドのライブはオアシスでした。高校生でした。
2000年のマリンメッセ福岡。
リアムが途中退場して、ノエルがオーディエンスからブーイングを浴びながら歌った伝説のライブです。MTVアンプラグドの再現。
それまで私はギャラガー兄弟に対して、メロディもボーカルも繊細だけど、仲が悪くてドリンカーで過激で奔放な不良、というイメージを持っていました。実際に観たノエルは、突然のハプニングに憤る会場のサムい空気の中でもやりきるプロでした。リアムはリアムでした。そして怒れる博多のロック好きは柄が悪かったです。さすがめんたいロックの地。野次も堂に入っていました。伊達にホークス戦で鍛えてません。
私の洋楽ファン人生は、「タフであれ」という教訓とともにスタートしたのでした。
それから他の来福した海外アーティストのライブにちょこちょこ行って、2002年福岡国際センターのオアシスにも行きました。
再び退場したリアム。今度は他のメンバーも戻って来ず、お兄ちゃんのひとり股旅状態*3。
オーディエンスの大半は2年前とカブっていたと思われ「オイオイまたかよ」という空気。前回はレアな物を見られたというお得感がないでもなかったものの、2回続けてとなると有難味も薄れて白ける会場。ノエルはオーディエンスと会話したりリクエストを聞いてくれたりと優しかったです。しかしもちろん福岡のファンは荒れたのでした。終演後、イベンターと思われるお兄ちゃんが荒ぶるファンに詰め寄られたりしてました。
実は、オアシスと福岡の因縁はその前からあって、初来日の1995年は公演中止だったそうです(理由は知らない)。って、年号などを確かめるためwikipediaを見ていてびっくりしたのですが、1995年の会場ってスカラエスパシオの予定だったの?あそこってキャパ500くらいなんじゃ。うわーっ、うわーっ。
3度も続けてケチがついたんだから当然というかやっぱりねというか、次の来日公演から福岡は外されました。というか、洋楽バンドが福岡に来てくれること自体がめったになくなりました。
個人的にも、上京して色々なライブを観るようになりましたが、オアシスを観る機会はありませんでした。豪雨の中で素晴らしいギグを行ったという2009年のフジロック初日の会場にはいたのですが、宿に篭っていて見逃しました。私はあの日の記憶があまりありません。アベフトシさん*4の訃報を知った直後でした。
結局、オアシスは2009年にノエルが脱退し、翌年に解散。私がリアムの歌を初めてじっくり聴いたのは去年のサマソニでした。会場に向かう電車の中で友人Aに、私の持ちネタと化している「オアシスと福岡」の話をしたところ、「今年はリアムが出るのにゲンが悪いからお前は帰れ」と言われました。しかもリアムってばサマソニ直前にアメリカのフェスで途中退場してるし。もう前フリかと密かにドキドキしてましたが、無事、17年ごしにリアムの歌を堪能できました。リアムはロックスターでかっこよかったです。
ちなみにですが、解散後の2015年、ノエルがソロでの来日公演に福岡を入れてくれたのは、彼の気持ちなんじゃないかと思っていたりします。会場もそんな雰囲気でした。ノエル悪くないけど。ノエルが悪くないのはオーディエンスもノエルも知ってるけど。あの日の福岡のオーディエンスの熱狂ぶりはなんだか感動的でした。
リアムが福岡に来る日も懲りずに待ってますよ。確かラーメン好きらしいし、ぜひぜひぜひ。
※その福岡公演はブート盤が出ています。その名も『Trouble Star』(2000年公演)、そして『Trouble Star Again』(2002年公演)。凄いタイトルです。リアムが引っ込んでオーディエンスが微妙な空気になってる数分間も、ブーイングも、観客とノエルとの会話も収録されているそうです。英語で「お前の弟はなんでいつもこうなんだ!」と言う客にノエルが「全くだ!」みたいに答えてる会話や、「金返せ!」「関係者出てこい!」というヤジや、オーディエンスの怒りに油を注ぐ非情な終了アナウンスまで余すところなく収録…らしい。未聴。『Trouble Star』がamazonで出てこないんで(というか別にオススメでもない)、やっぱりオアシスと言えばのこの2枚で。昔LOVE2で剛くんもコレ持ってきてましたしね。