HIGE DE BOIN

堂本剛ファンブログ

この夏と剛さんの強さとこれから

昨日、シュトレディンガーの猫のように、決まっているはずの現在を知るのが怖くてなかなかPCをつけられませんでした。

それでも意を決してラジオ『Fashion & Music Book』を聞き、20周年パーティーに参加された方の感想を読んで、剛くんの状態が思っていたよりもずっと深刻だと知り、半月前、突発性難聴という病名と入院を同時に知った時よりもさらに衝撃を受けました。

 

人によっても、昨日のイベントに参加したかどうかでも、今の剛くんへの思いは大きく違うんだろうと思います。
KinKi Kidsはオーラも凄いけど癒し系のα波も出せるし、何といっても二十数年第一線のアイドルで、ファンを楽しませることにかけては筋金入りのプロフェッショナルですから、きっとみんなが笑顔になれて感動的なイベントだったと思いますし、それが剛くんや周囲の人の仕事で、そんな剛くんも凄く好きなんですが。でも。

先日はパーティーに参加したかったと本心から思ったけれど、行かなくてよかった。
出来る限りどんな剛くんも見ていたいと思ってファンをやってきましたが、たぶん、今、私は笑って仕事をする剛くんを直視できません。

それは、ファンとしてどうあるべきだとか言いたいわけではなく、現実を受け止められそうにない私の問題です。どうしよう。

 

■この夏と剛さんの強さとこれから

闘病記をユーモア調に書いた作家さんや漫画家さんの作品をいくつか読んだことがあります。

ですが、リアルタイムと言えるこの状況で、自分で紙芝居を書いて大喜利風に笑いを取りながら、3万人に自分の口から経緯を説明するなんてことがやれてしまう剛さんが、ちょっと信じられません。日頃からあれだけ音楽に救われたと音楽への愛情を語る剛さんが、片耳の聴力がほとんど回復していないという現実を躊躇なく言葉にできることも、本当に信じられない。私は、こうしてキーボードを打つだけで喉に何かがつかえて内臓が冷たくなる気がするのに。

この人は、どれだけ自分を突き放して見ているんだろう。どれだけポーカーフェイスなんだろう。

いつか、剛くんが改めてこの夏のことを語れる日が来るんでしょうか。
10代~20代前半の心情を、詳細は語らずとも深く語ってくれる今があるように。

昨日のイベントで終始穏やかに笑っていたと聞いて、「迷惑をかけた」「自分が情けない」と話していたと聞いて、今の彼に弱音や怒りをぶつけられる場所があることを願わずにいられません。

剛くんの周りには彼を本当に想っている人たちがたくさんいて、剛くんが愛情に包まれているのは分かっていますが、優しや思いやりは、時に本当の気持ちを押し殺しもするものだから。

これから先。

剛くんにとって、自分の内面を吐露できる手段が音楽であり続けるならば、いつかまた、剛くんに剛くんの音楽を歌って欲しいです。
それは、来月のフェスや再来月の平安神宮で、思いのほか早く聞けるのかもしれないし、もっとずっと先になるのかもしれない。
いつでもいいから。

これからの剛くんにどうか世界が優しくありますように。

 

【平癒祈念】