HIGE DE BOIN

堂本剛ファンブログ

KinKi Kidsが今年のコンサートを開催しないことを受けて

すっかり夏も終わって涼しくなりました。そして気が付く懐の寒さ。

この春からの剛くんは凄かった。本当に凄かった。しかもツアーとフェスと平安神宮東大寺で別人のようなアプローチをみせていて、もうなんなら全部見たい、全部入りたい。凄い勢いで飛んでいった諭吉も羽根の生やしがいがあるってなもんですが、冷静に通帳を見ると笑えます。笑とけ笑とけ。

 

そんな先日10月2日、20年連続で開催されてきたKinKi Kidsの年末年始ドームコンサートが今年は行われないことが、ジャニーズファミリークラブ(JFC)から発表されました。

JFC会員向けのメールとWebサイトでは、「大切なお知らせ」として、「昨年、皆さまにご心配をおかけした堂本剛の症状は、少しずつ回復に向かっているものの、ドームクラスの公演の音圧に耐えうるまでは、残念ながら、まだ回復しておりません」と明かし、そのために関係者で協議を重ねた結果、「KinKi Kidsとしてのパフォーマンスに制限がかかり、万全な形をお見せすることができない」ため「一旦、今年のドームコンサートはお休みさせていただこう、という結論に至りました。」と説明されていました。(「」内は引用)

 

このお知らせを受け、ライトなファンと濃いファンとキンキファンとニコイチ過激派とオンリーとアンリーが共存するツイッターは凄いことになっていました。どこを見ても誰かしらに対する何かしらの不満や苦言に溢れていていて、さすがKinKi。ファンが熱い。

なんとなく、15年前、剛くんがソロデビューをして初のソロコンをしたときのファンの雰囲気を思い出したりもしました。あの時、剛くんはコンサートのMCでファンに対して、彼の状況と心境を、自分の言葉で、長い時間をかけて、真剣に、真摯に、語ったのでした。今回も、10~11月に控えている小喜利で、KinKiファンの不安に対して何か語るのでしょう。こういう状況で彼がとるのは、いつだってそうだったようにきっと「自分に許された範囲でファンに話す」ことだろうと思うのです…。

 

私はというと、「ガーン」というより「ああ、そっかそっか」という感じでして、それは私がKinKiファンではないからだと思うのですが*1、もう一つ、東大寺LIVEをはじめここ最近の剛さんの言動から、この発表をさほど意外に感じなかったからでもあります。

ネットでちらほら言われている「発表は今だけど実際は春頃には決まっていた」というのも、まあそうだろうなという気もしますし…。去年のKinKiコンがどこかトラウマのように残っていたこともあります。

 

とはいえ、去年、剛くんの音楽活動が全部キャンセルになっていったときの自分の心境をを思うと、KinKiファンの人たちのショックは容易に想像がつきます。

20年間、毎年行われていたKinKiコンはファンにとって年中行事で冬の風物詩と言ってもいい存在だったでしょうし、事務所的にも、エンタメシーン的にも、大きなことだろうなあと思うとやっぱり複雑です。もちろんKinKiの二人にとっても。

はあ、剛くん…。

 

結局のところ、私が気になるのは、「それによって堂本剛がどうなるのか」ということだけなのですが、今回もその断片はラジオで語られていました。

KinKiコンがないことが発表された後、10月6日の『Fashion&Music Book』。

この回のラジオはどうしても剛くんの現状を重ねて聞いてしまい色々な意味で印象的でした。特に、「13年間続けていたバレエを怪我で諦めた過去がどうしても振り切れない」という十代のリスナーへの言葉は心に残りました。

「凄く言いたいこと分かるんですよ。だって、このヒナコちゃんも13年間やっていることだから、自分の人生の一つでしょ。それを急にやめましょう、無理ですってなった時の悔しさとか色んなものあると思うけど…」

そうなんですよね。

10代の終わりから20年間。一口に20年と言っても、仕事でもプライベートでも本当に色々なことがあったであろうなかで続けてきた人生の一部である仕事が、自分が病気になったことで終わってしまった悔しさ。それは剛くんの中でずっと残るんだろうなあと思います。

剛くんのリアルや等身大は一般レベルのそれとはかけはなれていて私とは全く違う次元にあるのですが、彼の音楽に、彼が生きる「彼の現実」がまた現れるんだと思うとできるだけ読み解きたい。

 

こういう「おもしろがり」みたいなスタンスでいることは好きではないのですが、とりあえず剛くんが続ける限り、剛くんの人生の一部であるKinKi Kidsも、置いていかれない程度に見ていこうと思っています。じゃないとやっぱり剛くんの音楽を読み解けないと思うんですよね。

 

KinKi Kidsが終わりを迎えるか、私が読み解くのに飽きて「剛の音楽があれば、どんな気持ちで作ったかとかどうでもいいや」という作品主義者になる日まで。

 

※未だトラウマの去年のオケコンレポ moyoko90.hatenablog.com

 

*1:私は自分のスタンスをKinKiファンでもオンリーファンでもなく、ただの「剛ファン」だと思っています