HIGE DE BOIN

堂本剛ファンブログ

【レポ】KinKiコン2017-2018②(剛ソロ曲)12/16,17@東京ドーム

コンレポ(ネタバレ)です。注意点等はこちらをご確認下さい。

剛くんのソロコーナー。すんばらしかった!!!の一言につきるのですが、ちょっと書いてみます。繰り返しになりますが、何の芸術的専門知識もない人間のレポですので、そこんとこどうかお願いします…。

とりあえず、2曲とも堂本ファミリーバンド中心の演奏でした。音の数が減ると剛の負担が軽くなるというのもあると思いますが、勝手に思ったのは、ここは剛くんに合わせて演奏がされていたということでした。

今回のKinKiコンでは、オーケストラとKinKiはお互いを見ていませんでした。後方の上段ステージにいるオーケストラからは、位置にもよるでしょうが基本的にKinKi二人の姿は見えず、指揮者とKinKiは背中合わせ。オーケストラは指揮者を見て演奏し、指揮者はオケに向かって棒を振り、KinKiは客席(というか正面スタンド壁に映し出される歌詞)を向いて歌っていました。ガイドがあるとはいえ、やっぱり時々ズレる。そこがコラボらしい所でもありました。

ですが、この剛のソロでは、剛が世界を作っていました。剛が全身で自分の世界を表現し、バンドが剛のダンスや歌に引っ張られて剛の音楽を鳴らす。そこは剛の世界でした。

そして、祈りの歌でも恋の歌でもなく、『Si:』(2004年)と『Coward』(2006年)という、剛が何かと闘っていた時代のアルバムにおける象徴的な曲を1曲ずつ持ってくる選曲は、何よりも明確な剛のメッセージでした。

 

①『PINK(Instrumental Remix)』

曲は剛の曲のremixだと思うのですが、ツイで言われてる後半の『PINK』*1以外は分かりませんでした。前半は新曲かも。ジャズでした。『宇宙の雨はね 二人で』*2のような雰囲気で、印象的な旋律の繰り返し。『イノチトボクラ』*3のイントロのフレーズに近い旋律でした。剛はピンクやブルーの光の中で、一人静かに踊っていました。

これがとにかく凄くよくて。

剛くんは若い頃、かなり踊りが上手くて体重がないように踊っていましたが、今でも体の使い方が本当に上手なんですよね。抜群のリズム感と表現力。そして何よりも自分の魅せ方をよく知っている人だなあと思います。Jr時代、暇さえあればダンスの練習をしていたという技術があってのものなのでしょうが…。凄いなあ。

PCの載った机(ツイのレポによるとsankaku*4のステッカーが貼ってあったとか)に向かって椅子に座り、ヘッドフォンにシンプルな衣装という自宅のようなシチュエーションからスタート。立ち上がると窓を模したフレームが下りてきて、イメージ表現のようなダンスが続きます。音とリズム、そして剛。

『PINK』で歌われているのは、剛が不眠症だった頃によく見た明け方の不思議な空の色で、「絶対負けへんからな」と何度も呟いたという景色です。今回はダンスのみのインストですが、この曲は、

「現実を歌っていたい」

という、剛がラジオや雑誌でもよく口にする印象的なフレーズで始まり、サビではその現実と闘う決意を歌っています。

「PINKに膨らんだ昨日で
 BLUEにひび割れた今日で
 混じって弾ける明日ね
 闘って 闘って」

窓を模したフレームの向こうにあったのは、ピンク色の空だったのかもしれません。

終盤にはふわふわと下手のカメラに寄っていき、えらくかわいい顔をしてアップでカメラを見つめていました。それが美しかったということしか覚えてないです。感情の塊でもあり、空っぽでもありました。彼は何者なんだろう。ずっと見ていたかったです。

 

②『これだけの日を跨いで来たのだから*5

剛ファンのアンセム。まさかこの曲を歌うとは。

ENDLICHERI☆ENDLICHERIライブ*6の定番オーラス曲です。それまで自分の内面や個人的な愛を書いてきた剛くんが、「人生」や「命」へとテーマを広げた曲で、当時、それまでの剛の音楽の到達点のような扱いでした。フェイバリットソングに挙げるファンも多かったように記憶しています。ひたすら同じメロディーを繰り返すというJ-POPの文法から外れた構成が自分のファンに受け入れられたことは、剛(E☆E)にとってそれからの音楽的にもおそらく大きかったのではないかと思います。

今回のコンサートのKinKiの曲で見せていた、集中して音程とテンポを捉える歌い方と違い、正確さよりも感情を表現することを優先した歌声は、伸びやかで情感豊かで、なのにピッチも音程も正確で。圧倒的でした。感動すると同時に、今の彼がKinKiの曲で出来ないことが明確になるようで苦しくもありました。

今まで100回以上はライブで歌われている曲ですが、かつてない程ゆっくりとしたテンポでした。最初はアカペラ。続いて、鍵盤、ベース、ドラムのシンプルな構成。1曲目に続き、ジャズにアレンジされていました。次第にコーラスやギターやホーンも加わっていき、最後は剛らしいソウルバラードになっていました。

私は、今年、剛の曲を歌う彼を見ることはないのだと思っていました。おそらく、剛ファンの大半がそうだっただろうと思います。初日、「悲惨な出来事なんて あるのが当たり前じゃない?」と彼がアカペラで歌い始めた瞬間、震えました。この冒頭の歌詞は少しずつ歌詞を変えて3回繰り返されます。

「悲惨な出来事なんて あるのが当たり前じゃない?」
「悲惨な出来事なんて あるのが当たり前なのかな?」
「悲惨な出来事なんて あるのが当たり前じゃない」

最後は強く言い切る。「当たり前ではない=そんなことはない」と言っているのか「当たり前じゃん!=あって当然なのだ」と言っているのか。この歌はいつもライブで力強く歌われていて、未来への希望を感じる曲でした。ですが、16日は柔らかで優しく言い聞かせるような歌い方をしていて、私は感動よりも怖かった。剛くんは何かを諦めたんだろうか。こういうのは本当に聞き手の心境が投影された思い込みの印象で、後で聞き返すと全く違って聞こえたりするものですが、ライブなのでそう言うわけにも行かず、しばらく悩みました。でも、17日は素直に感動しました。改めて、この曲の持つ強さを思いました。


私はこの曲の

「歌を歌って 泣いて 笑って あなたに愛してると云いたい」

という歌詞がとても好きです。それは私が剛くんがそういう風に過ごしていたらいいなあと思う、そのまんまなんだと思います。歌って、泣いて、笑って、大切な人に愛を伝えて、そんな風に生きて行って欲しい。 

いつものように「日」「道」「空」などの歌詞を、「愛」と変えて歌う剛くん。印象的だったのは、

「歌を歌って 泣いて 笑って あなたに愛してると云いたい」

を二日とも「愛を歌って」としたところ。

「一歩一歩と人生って道を」

を17日の最後、「人生って今を」としたところ。

「Na~Na~」のC&Rはほぼなし*7。聞き入って動けませんでした。大阪ではどうなるのかなあ。楽しみだな、と思えるソロでした。

*1:アルバム『Si:』(2004年)収録。

*2:アルバム『Neo Africa Rainbow Ax』(2008年)収録。

*3:アルバム『shamanippon -ロイノチノイ-』(2014年)収録。

*4:ENDLICHERI☆ENDLICHERIのマスコットキャラクター。

*5:アルバム『Coward』(2006年)収録。

*6:2006年~2008年あたりのライブ。

*7:Na~Na~している人もいて感動しました。