HIGE DE BOIN

堂本剛ファンブログ

ミラコレとE☆Eと色紙の思い出

ミラノコレクション「アツシ ナカシマ」

今シーズンもミラノコレクションで「アツシ ナカシマ」のショー音楽を剛くんが担当したそうです。去年から3シーズン連続です。

本編はアルバム『ラカチノトヒ』より『儀式』『決意』をリミックス。イタリアの歌手・アリーザさんが即興で歌をのせていました。めっちゃかっこいいです。『ラカチノトヒ』のインストアルバムは凄く好きでよく聞いています。前回のショーのオリジナル曲も凄くよかった。またインストアルバムも出たらいいなあ。

こういった機会があるまで見たことがなかったのですが、ファッションショーって思っていたよりもずっとコンセプチュアルで分かりやすく、私のような素人が見ても面白いです。つい他のブランドも色々と見てしまいます。考えることが「どの服が剛くんに似合うかなあ」な自分の思考回路が泣けます。今回のアツシナカシマだと2:04のグレーのロングTとか3:56のショートパンツのジャージ(?)とか見たいです。

 


Atsushi Nakashima | Spring Summer 2018 Full Fashion Show | Exclusive

 

そしてフィナーレはまさかの『ENDRICHERI☆ENDRICHERI』。

一気に脳天までテンションが上がりました。堂本剛の好きな曲は色々ありますが、一番体温が沸騰するのはこの曲です。いつ聞いても条件反射で蘇る2006年のみなとみらい特設会場。独特なオーディエンスの熱気。紫ラメのダブルのスーツにサングラスのケリー。おしりを一振りすると巻き起こる大歓声。

あんなに何度も観たのに、幸運にも1列目で観たこともあったのに、ケリーを思うとおしりで脳味噌がいっぱいになります。目をつぶっても脳裏に浮かぶのはおしり。ああ、ケリー大好き。好きすぎて記憶が歪んでます。

おしりの次に思い出すのは、ケリーが毎回ファンから「今日のパンツ何色ー?」とセクハラされてたことや、数々のエロス発言(伝説)や、息苦しさを覚える程に濃密なMCの緊張感や、追加公演の「愛の蟻地獄落ちましょう…愛で」からのどこまでも貪欲に愛を求める戦慄のシャウト。毒とエロスと音楽の塊。

今の剛くんの仙人ぶりからすると同一人物か怪しいレベルであの頃のケリーはケリーだなあ。

 

■色紙の話

9/23のラジオ『Fashion & Music Book』

OPは寝ているときの夢について。以前もラジオで話していたケンちゃんが亡くなった時の不思議な体験と、タイちゃんに水をお供えする江戸切子のコップを作った話。

メールテーマは「自分を色に例えると」。剛くんの誕生日色はパンプキン色だというリスナー情報に戸惑ってて面白かったです。確かに、最近イエロー系のファッションの剛くんを見ない気が。

昔はわりとイエローの衣装を着ていた気がします。金田一の映画のTシャツとか、『Aアルバム』のジャケ写とか、『夏の王様』のTV披露時の衣装とか。KinKiのコンサート衣装も、最近はないようですが、昔は黄色が結構ありました。どれも似合ってました。私物でも、黄色に染めた靴を『正直しんどい』や『堂本兄弟』で一時期毎回のように履いていたり、10代の頃に黄色のエアマックスを宝物だと話していたり。今の好きな色はベージュだそうです。

ちらっと書道の話も。心を鎮めたいときに字を書くことが多いそうですが、サインを求められた時(ジャニーズルールで断るそうですが)「サインだけじゃなくてその人に合った漢字をサッと書いてあげられたらいいのにな」と話していました。うーん、かっこいい。

ということで色紙の話。(最後剛くんの色紙の話に戻ります)

小説家の色紙には、求められて書いているのでしょうが、サインに言葉が添えられていることが多く、見ていて面白いです。

夏目漱石の「生涯一書生」「吾以外皆吾師」、川端康成の「仏界入り易く 魔界入り難し」、井伏鱒二の「花に嵐のたとへもあるぞ サヨナラだけが人生だ」、三島由紀夫の「一貫不惑」、武者小路実篤の「和して同ぜず」、伊丹十三の「一切空」等々、漢詩から引いている方が多くて素敵ですが、江戸川乱歩の「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」、林芙美子の「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」 、武者小路実篤の「仲良き事は美しき哉」、山口瞳の「今日無事」、開高健の「明日、世界が滅びるとしても、今日、あなたはリンゴの木を植える」(マルティン・ルター箴言の「私」を「あなた」にしてます)といったオリジナルの決まり文句もかっこいい。

色紙が苦手だった吉行淳之介はいつも「いろはにほへと」と書いてお茶を濁していたけれどある時ふっと浮かんだ「樹に千匹の毛蟲」という言葉を書いてみたら相手が微妙な顔になったとか、北方謙三は美人には「薔薇にかえて」、普通の方には「バラにかえて」、残念な方には「ばらにかえて」と書いたとか、星新一は字が苦手でホシヅルが生まれたとか、立川談志が飲食店に贈る色紙の言葉は「我慢して食え」だとかいうエピソードも好きです。

太宰治田中英光の結婚式に送った色紙の言葉は「南瓜の花 はきだめの花 忘れられぬなり わがつつましき新郎のこころを」。うーん。

さて南瓜がパンプキンに繋がった(?)ところで、剛くんの色紙の思い出。

ジャニーズのコンサートでお決まりの演出にサイン色紙やサインボールを客席に投げ入れるものがありますが、あれにもサインの他にメッセージが書かれていたりします。

2003-4年のKinKiのGコンでは、投げる時に色紙がビジョンに映りこんでました。もちろんゲットなんぞ出来なかったのでうろ覚えですが、

「今日のボクよかったですか?」

なんて泣けるメッセージが書かれていたり。でも一番印象深く、会場がザワついたのはコレ。

「早く帰ってねんねしたいよぉ」

あの色紙は欲しかった。家宝にしたかった。

今の剛くんの仙人ぶりからすると同一人物か怪しいレベル…っていうか、やっぱつよちゃんってば妖精。

 

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坂口安吾の「あちらこちら命がけ」 。
私は世田谷文学館で買ったこのTシャツをパジャマにしてます…。

 

 

【平癒祈念】